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暑さに弱い夢幻夢想です。
(寒さには強いがな。幻夢です。)

暑さと疲労のダブルパンチはきついです。
特に、私が住んでいる香川県高松市は雨量が少ないのです。
何とかして下さいよ、げんちゃん。
(そうだな…。では、夏らしく、恐怖体験談でもするか?)
私は怖いの苦手なんですが…。
(でも、好奇心は旺盛だからな。)

 と、いうわけで、急遽「パロられるもの」の幕間、夏限定の恐怖体験談をします。

今回の講釈はいろいろな本から借用した(無断だがな…)、
夏限定恐怖体験談特別編をお届けします。

では、どうぞ。

















パロられるもの幕間 夏限定恐怖体験談特別編





夏限定恐怖体験談特別編

出演者
   ハクオロ
   エルルゥ
   アルルゥ
   ユズハ
   オボロ
   ドリィ
   グラァ
   ベナウィ
   クロウ
   ウルトリィ
   カミュ
   カルラ
   トウカ
   クーヤ
   サクヤ




夏限定恐怖体験談特別編-1-


ハクオロ「ふう。劇も終わったし、ようやく一息つけるな。」
サクヤ「ハクオロ様、お疲れ様です。」
クーヤ「ハクオロ、ご苦労であったな。茶でも飲むか?」
ハクオロ「そうだな。暑い時は熱い茶を飲むのが体にいいと聞いたからな。」
エルルゥ「じゃあ、お茶を持ってきますね。」
オボロ「ちょっと待ってくれ。俺はどちらかというと、冷たい方がいい。」
ドリィ&グラァ「「では、僕達も若様と同じにします。」」
ベナウィ「いえ。私は茶を頂きます。」
アルルゥ「う〜。暑い。」
ユズハ「アルちゃん…大丈夫…?」
カミュ「ユズっちに言われると複雑な心境だね、アルちゃん。」
ウルトリィ「そうです。こういった暑い時は、怖い話で盛り上がるのがいいと聞きました。」
トウカ「それでは、某が聞いた禍日神ヲイデゲェの話でも…。」
カルラ「結構ですわ。オチが見えていますもの。」
ベナウィ「では、私が聞いた話をお聞かせしましょう。
     それは、とある公園での出来事でした…。」



 このトウスクルの川沿いに、スイセンの花で有名な公園があります。
其処には大きな池が有り、季節になれば沢山の美しい花を付けます。
今では大きな建物が周りを囲んでいますが、戦時前は木造平屋の下町でにぎわっていました。
 戦災。
 そうです、戦災で焼けてしまったのです。
以前、この國に戦火が巻き起こった時に、下町は焼き尽くされてしまったのです。
 ・・・地獄でした。
 猛火に追われ人々は川や池の方に・・・。
炎に包まれた人々が逃げまどっていたそうです。
人々は水の中に飛び込み次々に亡くなりました。
特に公園の池の中はまるで地獄絵巻でした。
黒く焼けただれた死体が折り重なるように浮いていたそうです。

 ・・・・あれから数十年。
 今では、その悲惨な出来事の体験談を語れる人は殆どいないでしょう。
唯一、池の横に立てられた小さな石碑が、その悲惨で悲しい出来事を語るだけです。
 しかし、その「苦痛」と「恐怖」は人々から忘れ去られる事はありませんでした。
 なぜか?
 幽霊が出るのです。
焼けただれた人々の幽霊が現れる事が、未だに語り継がれているからです。
あの焼け苦しみ死んだ人々の怨念が、今もそこに存在するのです。
形となって。
 ・・・特に冬の日の夕方、
・・空襲があった時刻に、目撃談が多くありました。
近所の子供達は、決して冬の夕方にそこを通ることはありませんでした。
 運が良いのか、近所だというのに、私は一度も恐怖の体験をせずに大人になれました。
 あの日までは・・・。




夏限定恐怖体験談特別編-2-


 恐怖体験は、ある冬の薄暗くなって来た夕方に起こりました。
友人の自宅に向かう私は、
その公園を通ると近道なので、夕方にも関わらず通り抜ける事にしました。
子供の頃信じていた「幽霊伝説」を決して忘れていたわけではありません。
 しかし、社会に出てはや数年、
それなりに現実を見つめてきた私は、「幽霊」より怖いモノ達を知ってしまったのです。
そう、辺境の女という…ではなくて。
 とにかく、私は薄暗くなった公園の中を歩きました。
夏ならアベックの数組でもいそうなモノですが、さすがに寒さのせいか誰1人いません。
それとも、まだ「幽霊伝説」は生きているのでしょうか?
私はあの池の方に向かって歩いて行きました。
 そこに人影が。
・・・・・人が池の縁に立って何かしていました。
 近付くにつれて、それは老婆であることがわかりました。
一瞬恐怖を感じましたが・・・。
「ちゃんと足はありますね。」
 今思えば笑われそうですが、その時はそんなことで少し安心したのです。
落ち着いてよく見てみると、その老婆の行動は少し変でした。
・・その老婆は、池に向かって何かを投げていたのです。
・・・・何をしているのでしょう。
 私は少し恐怖を感じましたが、好奇心の方が勝ちました。
老婆に気付かれ無い様に近付きました。
 ・・・水中に黒い固まりが・・・。
・・・老婆は、水の中にある黒い塊に向かって何かを投げていました。
その塊は1メートル以上はあるようです。
「何でしょう、あれは?」
 私は注意深く、それを見つめました。
黒い塊が・・・・動いた。
それは鯉でした。
鯉の大群でした。
その鯉達に向かって、老婆は必死で何かを投げていました。
 硬貨?
・・・・老婆はなんと鯉に向かって硬貨を投げていたのです。
 なぜだ!
 なぜ硬貨を!
「怖い!怖過ぎます!」
 老婆の横に看板がありました。
そこには
 ・・・・鯉の餌 硬貨1枚。
と、墨で大きく書かれていたのでした。



クロウ「大将…。」
オボロ「見事なオチをつけてどうするんだ…。」




夏限定恐怖体験談特別編-3-


クーヤ「今ひとつであったな。
    のう、ハクオロ? 其方(そなた)、他に涼しくなるような話はないのか?」
ハクオロ「そうだな…。では、私が昔読んだ、果物駕籠の第9集に載っていた話をしよう。」



 それは蒸し暑い残暑の午後のことだった・・・。
彼は咽の渇きを覚え、台所へ向った。
そこで彼は、先程作ったと思われる1杯の冷たい珈琲(コーヒー)を見つけた。
彼は天の恵みとばかりにソレを飲み干した・・・。

 次の瞬間、彼の身体は凍りついた。
自分のした恐ろしい行為に気付いたのだ。

彼は見つめた。
飲み干したばかりの湯飲みを見つめた。
目を逸らす事も叶わず、今や体中が凍り付いていた。

そう、そこには



1匹の黒い油虫(ゴキブリ)が―――――・・・・・・・・・・・。





オボロ「うぉぉぉぉぉッ!こ、こえぇッ!」
エルルゥ「ハ、ハクオロさん!それはあまりにも怖すぎますよッ!」
アルルゥ「う〜。あれ、おいしくない…。」
カミュ「って、アルちゃん、食べたことあるの!?」
ユズハ「そうじゃなくて…珈琲のことでは…?」
カミュ「ど、どっちなの?アルちゃん?」
アルルゥ「ん〜?あ…チマク…。」
カミュ「あ、アルちゃん!答えてから行ってよ〜!!」




ユズハ「ですから今日は…特別編です…。」





と、いうわけで今日はここまで。
続きは次回の講釈で〜。


♪おれは自由に〜生きるそんご〜くうだよ 気楽なもんだよ〜…♪













あとがきの類似品

夢幻夢想です。
(幻夢です。)

一発ネタということで、特別編です。
(本から借用しただけなので、まるきりパクリだがな。)
感想は来るのが怖いので、なくて結構です。
(話が怖いのではなくて、
 これを書いた自身が、感想が来るのが怖いというオチでどうする…。)

では、この辺で。本当に感想はなくていい夢幻夢想でした。
(この辺で。幻夢でした。)






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