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夢幻夢想こと、むぅちんとげんちゃんです。
(幻夢です。)

皆さん、お待たせしました。(誰も待っていないだろう…。)
あの、伝説の人気作品(忘れ去られた不人気作品の間違いでは…)
「パロられるもの」の第15段です。

今回の講釈は「日本昔話」からで、「かちかち山」のパロディ、
「かちかち山られるもの」をお届けします。

もちろん、今回は15回というキリのよい作品なので、
ナレーションをやっている彼女の、親友であり、仕える人物である「あの方」が登場します。

では、どうぞ。















パロられるもの15 かちかち山られるもの





かちかち山られるもの

配役
   おじいさん … ハクオロ
   おばあさん … クーヤ
   たぬぽん(たぬき) … エルルゥ
   たぬぽん(たぬき)2 … アルルゥ&ムックル&ガチャタラ
   たぬぽん(たぬき)3 … カミュ
   たぬぽん(たぬき)4 … ユズハ
   うさぎ … ハウエンクア
   エキストラ … その他の方々
   ナレーション … サクヤ




かちかち山られるもの-1-


 むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは角のついた仮面を着けた、人を惹きつける人物で、
おばあさんはウサギのような耳を垂らした、かわいい人物でした。
 毎日毎日、おじいさんはチッソやリン、カリウムなどをまいた畑で働いて、
「一粒は千粒になる。」
 と歌いながら豆を蒔きました。
 そして、毎日毎日たぬぽん(もちろんたぬきの着ぐるみ着用)が畑に来て、同じように
「一粒は千粒になります。わたしもお手伝いします。」
 と歌っていました。
 だからいつも、次の日には蒔けなかった豆は一粒も残りませんでした。
たぬぽんがお手伝いをしてくれて、ぜんぶ畑に蒔くことが出来るからです。
そのおかげで、おじいさんとおばあさんは裕福に暮らすことが出来ました。

 ちなみに原作ではたぬぽんは豆を全部食べてしまい、おじいさん達は貧乏なのですけどね。

 そんなある日、おじいさんが畑に来たら、たぬぽんが畑に倒れていました。
「!どうしたんだ!?」
 慌てて駆寄ると、たぬぽんは怪我をしていました。
どうやら、猟師が仕掛ける虎バサミにひっかかり、何とかここまでやって来たようです。
「大変だ!はやく家に連れて帰らないと!!」
 おじいさんは、たぬぽんを背負って家に連れて帰ることにしました。
「ハ、ハクオロさん。ち、治療くらいならわたし出来ますから。」
「いいから。治療させてくれないか。」
「ハ、ハイ。…ハクオロさんの背中…大きくてあたたかいです…。」
 なお、背負って連れて帰る時、
たぬぽんは真っ赤な顔をして、フサフサした太いシッポが嬉しそうにパタパタしていました。

 原作では、おじいさんはたぬぽんに畑の豆を全部食べられたことに怒り、
たぬぽんを捕えて家へ帰るのですが。

 たぬぽんを背負っておじいさんが家に帰ると、それを見たおばあさんが言いました。
「ハクオロ。そのたぬぽんで今晩、美味しいたぬぽん汁でも作るのか?」
「いや、そうではなくて。怪我をしているから治療をする。」
「ふむ。そうか。それなら余がやっておこう。ハクオロは畑に戻っているがよい。」
「そうだな…こういうのは女の子同士の方がいいだろうからな。では、頼もう。」
 と言って、おじいさんは畑に戻りました。
 おばあさんは、たぬぽんを治療すると、お昼ご飯を作り始めました。
まず、あわもちを作り始めると、たぬぽんは言います。
「クーヤさん、1人で疲れるでしょう。お礼もしたいですし、わたしも手伝います。」
「なら、手伝ってもらおう。」
 おばあさんはそう言って、たぬぽんとあわもちを作ることにしました。




かちかち山られるもの-2-


 たぬぽんに手伝ってもらってご飯を作っていましたが、
しばらくするとおばあさんが気がつきました。
「しまった。味噌汁用の具がきれている。」
「それでしたら、山に行って採って来ましょうか。新鮮ですから、美味しいと思いますよ。」
「それはよい。では、余も共に行こう。」
「はい。美味しいご飯でハクオロさんをびっくりさせましょうね。」
 おばあさんと一緒に、たぬぽんは山へ山菜を採りに行きました。
山へ行く2人を、陰から見ている人影がありました。
それは、耳に山ほどピアスをつけ、凶悪な爪を装着した、赤い○○ガイのうさぎでした。
『ヒャハハハハハッ!これは丁度いいタイミングじゃないかぁ!!
 じいさんに嘘を言って、
 いろいろと邪魔なあのたぬぽんを、これ以上ここに居れなくしてやれるよぉ〜!!!』

 それからしばらくして、おじいさんが家へ帰ると、家の中にはうさぎがいました。
それを見たおじいさんは、
もの凄く嫌なものを見た、と思いましたが表情には出しませんでした。
 うさぎは、神経を逆撫でする様な声でおじいさんに言います。
『たまたま通りがかったら、悪いたぬぽんがおばあさんを殴り殺して逃げたんだよねぇ〜。
 その肉は、ほら、そこの鍋で煮えているよぉ〜。』
 鍋の中を見ると、確かに何か得体のしれない肉がぐつぐつ煮込まれていました。
いかにも毒々しく、悪いイメージの魔女の鍋の中を見ているようなおぞましさでした。
 心底疲れた表情をしたおじいさんに、うさぎが言います。
『なんてひどいことをするんだろうねぇ〜。
 こんなことをするなんて、あのたぬぽんは実は非道な畜生だったんだよぉ〜。
 ねぇ、おじいさん、この僕が仇討ちをしてあげるよぉ〜。』
 そう言って、うさぎは山に行こうとしました。 それを、おじいさんが止めました。
「そんなことはしなくてもいい。」
『おやぁ〜?どうしてだい?憎くはないのかい?』
「そんな必要はない。まず、あの料理。
 エルルゥ、いや、たぬぽんの作る料理があんなおぞましいものになるはずがない。
 もっとも、私がほめて高速回転して作ったのなら話は別だがな。」
『な、何を言っているんだい?
 あの、飾り物のおばあさんを殺すところを、この僕がこの目で確かに見たんだよ?
 まな板幼児体型たぬぽんと、聡明にして華麗なる僕と、どちらが信じられると―。』
「圧倒的にたぬぽんに決まっているだろう。」
 うさぎが言い終わらないうちに、コンマ以下で即答するおじいさんでした。
そして、更に続けます。
「…それから、気付いていないようだが、2人とも、もう帰って来ている。」
 その瞬間、うさぎは背後から圧倒的な威圧感が漂っているのに気がつきました。
勢いよく振り返って見ると、そこには純白のアヴ・カムゥに乗ったおばあさんと、
おばあさんよりも圧倒的な威圧感を放っているたぬぽんの姿がありました。
『余のことを、飾り物と言っていたな。どういうことだ?』
「わたしのこと、何たぬぽんって言いましたか?」
『ヒ、ヒイィィィィィッ!!た、助けて、マーマ、マーマァ――ッ!!』


 大惨劇




かちかち山られるもの-3-


 かろうじて息のあった(虫の息でしたが)うさぎは、
毎日うなされながら随分長く寝込んだ後、一層鮮やかな真っ赤な色に染まって外にいました。
『この僕があんな、幼………たぬぽんに、こんな目にあわされるなんて。
 このままでは面白くない。 そうだ! あいつの仲の良いたぬぽんを苦しめてやるよぉ!!
 そうすれば、あいつは苦しむはずだからねぇ〜。ヒャハハハッ!!!
 そうと決まれば、早速…。』
 山でうさぎが薪を拾っていると、
ムックルに乗り、肩にガチャタラを乗せてたぬきの着ぐるみを着た、たぬぽん2が来ました。
このたぬぽん2は、たぬぽんの妹で、ハチミツ採りをして帰るところなのです。
「うさぎさん、何してる?」
 と、たぬぽん2が尋ねると、
『今年の冬はとくに寒いそうだから、薪を拾っておいた方がいいそうだよぉ〜。』
 と、うさぎは答えました。
たぬぽん2はムックル、ガチャタラと一緒に薪を拾って、4人でたくさん薪を集めました。
薪を背負って山をおりる途中で、うさぎが小声で
『重たい、重たいよぉ〜。』
 と言うと、
「がんばる。」
 と、答えました。
『い、いや、うさぎさんのぶんも持ってあげる、と言って欲しかったんだけど…。』
「自分のものは自分でもつ。」
 たぬぽん2は非情でした。それを聞いて、うさぎはいっそう小さな声で呟きます。
『可愛げのないやつ…。こうなったら!』
 後ろを歩いていたうさぎは実力行使とばかり、
たぬぽん2の背負う薪に向かって、火打ち石をかちかちと打ちました。
「ん?かちかちいう音、何?」
 と、たぬぽん2が聞くと、
「ここはかちかち山だから、鳴いているかちかち鳥の声なんだよぉ〜。」
 と、うさぎは答えました。
そして、たぬぽん2が背負っている薪に火がつこうかという時です。
『キュィ――――!!』
 ピッシャ――ン
『ギャ―――ッ!!』
 ガチャタラが危険を察知し、特殊な鳴声を上げながら、うさぎに雷を落としたのです。
その時、うさぎが背負っている薪はボウボウと燃え始めました。
 万全の状態の赤いうさぎなら火くらいは平気ですが、
相当ガタがきているため、火がうさぎの身体を燃やします。
『み、耳がぁッ!!せ、背中が、も、燃えてるッ!!ボウボウ燃えてるよぉッ!!!』
 と、うさぎが叫ぶと、たぬぽん2は答えました。
「ここはボウボウ山だから、ボウボウ鳥の声。」
 そのうち、うさぎの背中が相当に熱くなってきました。
『あ、熱いッ!!熱いよぉ〜ッ!!!!」
 うさぎが叫び声を出した時、たぬぽん2は言いました。
「アルルゥ騙したバツ。これもあげる。」
 そう言うと、自分の背負っていた薪も燃えている中に加えました。
すると、盛大に燃え上がりました。
『ギャアァァァァァァァァァッ!!!!!!!』
「お〜。キャンプファイアー。
 ムックル、ガチャタラ。帰る。帰ったら、ハチミツ食べる。今日はたくさん採れた。
 たーたたたらら、たらら〜ら〜、たら〜♪きゃっほぅ。」
 たぬぽん2はそう言うと、嬉しそうに歌を歌いながらとっとと帰ってしまいました。




かちかち山られるもの-4-


 盛大なキャンプファイアー(火葬)があった、その次の日のことです。
 しぶとく生きていた、全身を包帯でぐるぐる巻きにしたうさぎは、
とうがらし山へ行って、とうがらしを取って来て、とうがらし味噌を作っていました。
『このとうがらし味噌で作った味噌汁を食べさせてやるよぉ〜。
 そして、もだえるがいいさ。ヒャハハハハハッ!!』
 そのうち、銀色の髪をして黒い羽の、たぬきの着ぐるみを着用した、たぬぽん3が来ました。
このたぬぽん3は、たぬぽん2の、2人いるトモダチの1人なのです。
「昨日、かちかち山で凄いキャンプファイアーがあったんだって。
 カミュも見たかったなあ。
 そういえば、何だか近くにうさぎがいたっていう話なんだけど、何か知らない?
 うさぎさんも何だか火傷しているみたいだし。」
 たぬぽん3は無邪気に聞きました。
 うさぎさんは、何も知らない顔をして、
『かちかち山のうさぎは、かちかち山うさぎって言うんだよぉ〜。
 とうがらし山のうさぎは、とうがらし山うさぎだからねぇ。
 だから、僕は関係が無いんだよぉ〜。』
 と答えました。 たぬぽん3は、
「へ〜。そうなんだあ。」
 と、言いました。その後、たぬぽん3は思い出したように言いました。
「そうだ。うさぎさん、やけどに効く薬をカミュ、持ってるんだ。
 エル姉様が作ったから、とってもよく効くよ。」
『そうなのかい?じゃあ、頼むよ!!』
「うん!カミュが塗ってあげる。」
 と言って、たぬぽん3はうさぎの背中にたっぷりと持って来た薬を塗ってやりました。
始めのうちは、何ともありませんでしたが、そのうち、ますます火傷が痛くなって来ました。
『ヒ、ヒイイイイッ!!い、痛いっ!!!痛過ぎる―――ッ!!!!』
 と叫び声を上げました。
「おかしいなあ。エル姉様が自身たっぷりにくれたんだけどなあ。
 ………あッ―!そういえば、エル姉様が調合してる時に、おじ様がほめてたから―。」
 思い出して青くなったたぬぽん3は、うさぎが苦しんでいるその隙に逃げてしまいました。



かちかち山られるもの-5-


 生と死の狭間を漂い、お花畑を見たその次の日、
うさぎは杉山へ出かけ、木を切って船を作っていました。
火傷がひどく痛く、泣き過ぎて目を真っ赤にしていましたが。

「それにしても、凄く頑丈だの。」
 あ、クーヤ様。そうですよね。
あたし、○○ガイの○○には、本当に「タ」と「フ」が入るような気がしてきました。
「余もそう思っていたところだ。
 少なくとも、赤い『ア』と『ッ』はいないから、これは違うであろ?」
 え、えっと、ク、クーヤ様。それは、その…と、ともあれ、そのうち、
黒髪で儚げな印象の、たぬきの着ぐるみが着れて嬉しそうな、たぬぽん4が来ました。
 たぬぽん4は、たぬぽん2とたぬぽん3のトモダチなのです。
たぬぽん4は、木を切っているうさぎに声をかけました。
「あ…こんにちは…うさぎさん…。
 そういえば…カミュちゃんが昨日言ってましたが…、
 とうがらし山で大変な目にあったうさぎさんがいたそうですね…。」
 たぬぽん4は、うさぎにそう言いました。
うさぎは、そんなことはなかったような顔を作り、
『とうがらし山のうさぎは、とうがらし山うさぎなんだよッ。
 杉山のうさぎは、杉やまうさぎだから、僕には関係が無いんだよぉッ!!』
 と、多少苛立って答えました。 人の感情に敏感な、たぬぽん4は
「そうですか…。」
 とだけ言うと、話を変えるためもあって、どうして船を作っているのかを尋ねました。
川で魚をとるためだと聞いて、面白そうだと思ったたぬぽん4も船が欲しくなり、
2人とも船を作ることになりました。
『僕は白だから、杉で白い船を作るんだよ。
 君は茶色だから、土で茶色い船を作ればいいよ。』
 と、包帯でぐるぐる巻きの真っ赤なうさぎは
たぬぽん4の目が見えていないのをいいことに、そう言いました。




かちかち山られるもの-6-


 しばらくして2つの船が出来ました。
うさぎの船は、まさに丸太舟といった感じでしたが、
たぬぽん4の船は、豪華客船のミニチュアといった感じの、素晴らしい出来栄えでした。
造型も細かく、これを見ると、誰でも乗ってみたいと思わせるような、匠の技です。
「出来ました…。」
 たぬぽん4は満足そうな表情を浮かべ、川に浮かべます。
その時、うさぎが言いました。
『ま、待ってくれ!僕も、その船に乗せてくれないか?』
「はい…。いいですよ…。」
 何で出来ているのかをすっかり忘れるほどのたぬぽん4の船を見て、
うさぎはこの船にすっかり惚れ込んでしまったのです。
『凄い、凄いよ、これは!見事な出来だ!』
「そうですか…。ありがとうございます…。
 これは、小さい頃に本で見た船をモデルにしたんです。」
『そうなんだ?どんな船だったのかな?』
「高さは53m…。全長は268m…。総重量は46328t…。速度は23ノット(42.6km/h)…。
 製造費は750万ドル(日本円換算約9億円)…と、いったところでしょうか…。」
『それは凄いねぇ〜。その船の名前は?』
「タイタニックという船です…。」
 やはり土で作った船は水に弱かったようです。
真ん中についたところで水が染み込んで、土船が崩れ始めました。
うさぎは川に沈んで行きながら、たぬぽん4の方を見ました。
すると、たぬぽん4は立っていました。それも水面に。
たぬぽん4の足元を見ると、足元の水面には絶えず波紋が広がっていました。
『な、何で水面に立っていられるんだよぉッ!』
「氣を使えば…さほど難しいことではありませんから…。」
 平然と答えて水面に立つたぬぽん4とは対照的に、
うさぎは凄い速さで見る見るうちに沈んで行きます。
まあ、アヴ・カムゥに乗っていれば当然でしょうけど。
当然の事ながら、ぼろぼろになっているため防水効果はなくなっています。
『い、いやだ…死にたく…じにだくない…。』
 そんなことを言えるか言えないかというほどの間に、うさぎは水の中に消えて行きました。
「何も…出来ませんでした…。ユズハは…何て無力なのでしょうか…。
 あっ…そうです…。」
 最初悲しそうに呟いて佇んでいたたぬぽん4でしたが、
何かを思いつくと、たぬぽん4は陸へと戻って行くのでした。




かちかち山られるもの-7-


 たぬぽん4がこの場から去ってしばらくした頃、川からあがる者が居ました。
それは水で濡れて重くなった包帯でぐるぐる巻きの、真っ赤な○○ガイのうさぎでした。
『し、死ぬかと思った…。』
 どうやら、自力で岸まで這い上がって来たようです。
『こうなったら、最後の手段。レプリカの仮面を使うしかないようだねぇ〜。』
 狂気の表情になったうさぎは、最後の手段を使おうとしました。
その時、うさぎの前に人影があらわれました。その人影は、3つあります。
人影のうち、1つが声を出しました。
「ユズハに言われたから来てみれば…コイツか…。」
 不機嫌そうに言うと、その人影は双刀を構えます。
「「若様。僕達も用意出来ました。」」
 残りの2つの人影も、弓に矢をつがえます。
『な、何だい、お前達は!?』
「ユズハに言われて助けに来たんだが…。貴様だと知っていれば、来やしなかったよ!」
 双刀の人影はそう言い放つと、うさぎに向かって行きます。
「何気にレギュラーになりやがってッ!昔は俺がやられ役だったのにッ!!
 『オボロサンドバック』という名称まで、みんながつけてくれたというのにッ!!!
 それなのに、それなのにッ!!!! 今では、ほんのチョイ役だッ!!!!!
 それもこれも貴様のせいだッ!!!!!!」
『そ、それは逆恨み―――ギャアァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!』


 惨劇



「「でも若様。『恐怖探偵オボロ』では若様が主役ではないですか?」」
「そうだがな…。だが、俺は『パロられるもの』での出番が欲しいんだ…。
 …さて、帰るか。ユズハには、
 『あのうさぎは無事だった。お礼を言っていたぞ。』
 と、言っておくことにしよう。」
「「はい。承知しました。」」
 双刀を持った人物はそう呟くと、2人を連れてこの場から消えました。
後には、逆恨みで判別できない塊にされた物体だけが残ったのでした。




かちかち山られるもの-8-


 話は元に戻って、おじいさんとおばあさんは、相変わらずの生活をしていました。
おじいさんは畑に豆を蒔き、家に帰るとおばあさんが食事を作って待っています。
平凡ですが、とても幸福な時間。
おばあさんはおじいさんの膝に寝ころび、おじいさんはおばあさんの頭を撫でます。
「ハクオロ…余は…1人ではない…。其方(そなた)がいてくれる…。これからも…ずっと…。
 其方(そなた)のこのぬくもりは…ずっと、余と共にある…。そうであろ…?」
「ああ。もちろんだ。ずっと、ずっと一緒だ…。クーヤ…。」
 2人はとても、とても幸せに暮らしているようです。

 一方、たぬぽんは、というと。
「ハクオロさん…幸せそうで良かったです。」
「ぎ、ぎゃああああああッ!!!エ、エルルゥッ!!!!
 ギ、ギブッ、ギブア――ギャアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
「「ああっ!若様が、一見すると微笑んでいるように見えるエルルゥ様に
  オクトパスホールド、またの名を、卍固めを極められているっ!!
  でも、苦しそうなのに、何だか幸せそうにしています!!!」」
 相変わらず平和な日々のようです。



と、いうわけで今日はここまで。
続きは次回の講釈で〜。


♪おれは自由に〜生きるそんご〜くうだよ 気楽なもんだよ〜…♪













あとがきの類似品

夢幻夢想です。
(幻夢です。)
前にあった、○○ガイが主役?のお話を書いてみました。
(○○ガイがかわいそう、という感想がまた来そうな話だな。)

なお、次回の予定は未定です。
(こればっかりだな…。)

では、この辺で。夢幻夢想でした。
(この辺で。幻夢でした。)






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