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寒さに強い夢幻夢想です。
(暑さには弱いがな。幻夢です。)

涼しくなってきましたが、腰の状態は変わらずきついです。
腰の部分が持ち上がるようにしてずっと寝ているのですが、
これでは本もまともに読めません。ただでさえ、肩がこる寝かたですし。
退屈なんですよね。何とかして下さいよ、げんちゃん。
(そうだな…。では、以前とは逆で、冬の恐怖体験談でもするか?)
私は怖いの苦手なんですが…。
(でも、好奇心は旺盛だからな。)

 と、いうわけで、急遽「パロられるもの」の幕間、冬限定の恐怖体験談をします。

今回の講釈はいろいろな本から借用した(無断だがな…)、
冬限定恐怖体験談特別編をお届けします。

では、どうぞ。

















パロられるもの幕間 冬限定恐怖体験談特別編





冬限定恐怖体験談特別編

出演者
   ハクオロ
   エルルゥ
   アルルゥ
   ミコト
   ユズハ
   オボロ
   ドリィ
   グラァ
   ベナウィ
   クロウ
   ウルトリィ
   カミュ
   カルラ
   トウカ
   クーヤ
   サクヤ




冬限定恐怖体験談特別編-1-


ハクオロ「ふう。久しぶりの劇もやっと終わったな。」
サクヤ「あたしも久しぶりで緊張しましたよぉ〜。」
クーヤ「ハクオロ、サクヤ。ご苦労であったな。茶でも飲むか?」
ハクオロ「そうだな。すっかり冷え込んできたし、熱い茶が欲しいな。」
エルルゥ「じゃあ、あつあつのお茶を持ってきますね。」
ミコト「わたしも手伝うでス。皆さンはどうするでス?」
オボロ「俺も熱い方がいいな。」
ドリィ&グラァ「「では、僕達も若様と同じにします。」」
ベナウィ「ミコトさん、ありがとうございます。お茶請けはチマクですか。」
アルルゥ「う〜。このお茶、熱い。」
ユズハ「アルちゃん…大丈夫…?」
カミュ「ゆっくり冷まして飲まないと。アルちゃん。」
ウルトリィ「そう言えば、前もこんな風に一緒に話をしたことがありましたよね。
      あの時は怖い話で盛り上がりました。」
トウカ「そうでしたね。では、今回こそ、某が聞いた禍日神ヲイデゲェの話を…。」
カルラ「だから結構ですわ。オチが見えていますもの。」
ベナウィ「では、今回も私が聞いた話をお聞かせしましょう。いいですね、クロウ。」
クロウ「!! た、大将!! ま、まさか、あれを!?」
ベナウィ「ええ。あのことを話しましょう。
     それは、とある屋敷での出来事でした…。」



 あれは2年前の秋でした。
クロウと、ある演劇を見に行ったのです。
本当は、他にも7人(男5人、女2人)で、見に行くはずだったのですが、
1人(女)が行けなくなり、その女性の女友達が来る事になりました。

「 類 は 友 を 呼 ぶ。」

 来なかった女性、仮にササンテとしましょう、は、個性的な抽象絵画的美人でした。
だから、そんなササンテの友人だからクロウは全然期待していませんでした。
 ですが、

「世界はプラス、マイナス0で、作られている。」

 彼女がマイナスなら、友人はプラス。
彼女の友人、仮にスオンカスとしましょう、は、ショートヘアーのボーイシュな美人でした。

「 吐 き 溜 め に 放 さ れ た 鶴 一 匹。」

5人の男達は興奮しました。
クロウは、来なかった抽象絵画的美人のササンテの家に足を向けて寝ない事にしました。

「ありがとう!抽象絵画的美人ササンテよ! 君の事は忘れない。安らかに眠ってくれ。」

 誰が一番最初に倒れるか?
演劇鑑賞の後はお決まりの飲み会です。
何とか彼女に気に入られようと、男達が繰出す珍芸珍話の数々。
 しかし、何故か彼女は私とクロウに興味があるようでした。
自慢ではありませんが、私は人を判断する直感力が優れています。
ですが、あの夜は予想も出来なかった展開になりました。

 どうやら、飲まされ過ぎて、頭に血があまり行き届かなかったようです。
・・・・だから、私の鋭い直感力が鈍ったのかも知れない。

 私とクロウは、彼女に連れられてこっそりと抜け出されたのです。
この後体験する恐怖の一夜にも気付かず。




冬限定恐怖体験談特別編-2-


「恐怖は忘れた頃に突然やって来る。」

 私とクロウはスオンカスと抜け出すことに成功しました。
とある飲み屋に連れてこられ、カクテルを飲みながら、クロウは会話をはずませていました。
 しかし会話は妙な方向に走って行きました。
オカルトに・・・・・。
彼女はそう言う話が好きなようです。
私もクロウも、こんな場所ではその手の話はしないでしょう。
不気味がられる・・・。
ですが、彼女の方から、その手の話を始めたのです。

 話も終わる頃には深夜でした。
私はマイペースで飲んでいたのですが・・・。
クロウは何時エクトプラズムが口から吹き出ても可笑しくない状態でした。
「・・・気持ちが悪い。」
 人力車に一緒に乗ったまでは良かったのですが・・・・。

 クロウのエクトプラズムが・・・・。

 彼女の家の前に着いた途端・・・。

 私達は人力車から無理矢理降ろされました。
取りあえず、彼女の部屋で顔を洗えることになりました。
部屋には明りがついていました。
白い壁の屋敷の2階・・・。
部屋の扉が開きました。
・・・私とクロウは恐る恐る中を見ました。
其処には、髪が長い巨乳の少女が・・・。
スオンカスは、その少女に「ただいま!」と言いました。
スオンカスの声は何か妙でした。

 人生には「もしも」はありません。
しかし、もし、あの時、私の頭の中をある言葉が支配していなければ、
その妙な発音に気付き、あの恐怖の体験をしなくてもすんだかもしれません。
その時、頭の中を支配していた言葉とは・・・。

「早くこの、クロウのエクトプラズムを洗い流したいですね。」

 この時、私とクロウは後戻りの出来ない世界に、足を踏み入れていたのです。
そこはまるで不気味に広がる悪夢の樹海・・・・。



冬限定恐怖体験談特別編-3-


 部屋に通され、私とクロウは顔を洗うために洗面所に入りました。
厠(かわや)の横にある洗面所で顔を洗っていました。
私の右側には仕切りがありました。見るからに安物の布で作られたものです。
それは黄色っぽい半透明の物でした。
私は手拭いで顔をふきながら、何の気なしに仕切りを見ていました。
そこの奥には変なモノが・・・。仕切りの奥の壁に妙なモノが。
それは黄色かかった半透明の仕切りごしに見えていました。

・・・気になる。

 私とクロウは隠されている向こう側を見る為に、仕切りを開けました。
そこの壁には巨大な赤い文字が!

たすけて

 赤い染料で走り書きしたように乱れた文字で、「たすけて」と書かれていました。
「何だこれはぁぁぁぁぁ!」
「…冗談にしては趣味が悪すぎますね。」
 私は少し嫌な気分になりました。
そして、扉の向こう側から聞こえて来る彼女達の会話・・・。
 ますます嫌な気持ちになりました。
会話の内容に問題が有った訳ではありません。
スオンカスが発音がおかしいのです。
スオンカスは、声は確かに女の声。
しかし、名無しの少女(名前がわからないので名無しとしておきます)
に、話掛ける喋り方がまるで男なのです。
彼女達の会話は、まるで不気味なタカラヅカ劇団のようでした。

 私達は洗面所を出ました。
・・・あの壁の文字に少し驚きながら。
 彼女達は何時の間にか小さな机を出し、向かい合わせで座っていました。
部屋は小奇麗に片付いていました。
しかし、不思議なのは、その部屋には生活観が無いのです。
まるでモデルルームの部屋の様に・・・・。
 机の上には、水の入った湯飲みが置いてありました。
私とクロウはスオンカスの横に座り水を飲干しました。
 おかしな動きがあった場合の作戦を練る私に関係無く、
スオンカスは普通の女性の発音で、心霊体験談を話し始めました。
 彼女達は、あの壁の文字について何も言いませんでした。
私も何となく聞き辛く、その話題を出しませんでした。
ポルターガイスト、アポーツ、近似死体験、自動書記・・・などなど。
彼女達の話は、かなりマニアックでした。

・・・マニアック過ぎる。

 さすがの私も、少し2人の事が不気味になって来ました。
そして話がリーンカーネーション、転生、生まれかわりの話になった時、
スオンカスの口から、私の頭の中を爆裂させる言葉が飛び出したのです。

スオンカス「 私 達 は、宇 宙 人 の 生 ま れ か わ り で す。」

なんですとおぉぉぉぉ!




冬限定恐怖体験談特別編-4-


 私は異星人が地球に来ている可能性を否定はしません。
しかし、・・・・突然、
「私達、宇宙人の生まれかわりでぇーす。」
と言われたら、普通なら爆笑5000キロ!の(笑)の(爆笑)でしょう。
ですが、あまりにも雰囲気が異常の為・・・・。

 スオンカスは錯乱している私の脳味噌に関係無く、自分達の秘密を話し出しました。
まるで劇の最後で、勝手に告白する真犯人のように・・・。

 彼女らの前世が住んでいた惑星ゼビン(こんな名前だったと思います。)は、
美しい水の惑星だった。
 しかし、人々の邪悪な暗黒の力が永年にわたって蓄積され、
その底知れぬ闇から、6人の破壊する者達が生まれた。
 彼ら6人は、人々を騙し、欺き、憎しみあうように仕向け、
踊らされた人々は争いを絶間なく続けた。
 戦いで荒れ果てた土地は、何時しか凍りつき、
生物が存在できない死の氷河の惑星へと変って行った。
 今でも閉ざされた底無しの氷河の下に、彼女らの肉体は眠っている。
再び魂と出会う日まで・・・・。
 そして、彼女達の魂は、地球の人間となって転生した。
彼女らは全世で、王子と王女、つまり夫婦だった。

 私はスオンカスが熱弁する妄想か現実か理解できない物語を聞きながら
だんだん恐くなってきました。
彼女達が宇宙人の生まれかわりにしろ、
狂った妄想姉妹にしろ、かかわるのはヤバイ事には変わりはありません。
私の脳味噌が、

「 最 後 ま で 聞 く と 絶 対 ヤ バ イ ぞ ぉ ぉ ぉ ぉ ! 」

と、警鐘を激しく鳴らしていました。
隣で座っているクロウも目で私に言っていました。

逃げやしょう、大将!

遅かったのです。
 突然私の右手をスオンカスが握り締めました。
潤んだ不思議な瞳で見つめるスオンカス。
そして謎の「言葉」・・。日本語では無い発音・・・。
私はスオンカスの「言葉」を理解できませんでした。

恐 怖。

 しかし本当の意味で私に恐怖を与えたのは、
私の前で一言も喋っていない名無しの少女が、うつむきながら不気味に微笑んだ事でした。




冬限定恐怖体験談特別編-5-


 名無しの少女は私の前では一言も喋りませんでした。
ですが、少なくとも私は洗面所の中で彼女達の会話を聞いていました。
確かに名無しの少女は喋っていました。
見たわけでは無いのですが、部屋には女が2人しか居ないので名無しの少女のはずです。

・・・私の前ではナゼ喋らない!?

 名無しの少女の存在が不気味に感じてきました。
スオンカスは先程呟いた
妙な発音で意味不明(少なくとも私には)の言葉の意味を理解できない私に気付き、
がっかりしているようでした。

スオンカス「・・・何か、感じません?」
私(・・・・。)
スオンカス「・・・・ベナウィさん。貴方は私の侍大将でした。」
私(何をいいだすんですかぁぁぁ!この女は!)
スオンカス「ベナウィさんの前世は、私達を守っていた侍大将なのです。
      そして、クロウさんはその副長だったのです。私にはわかります。」
私(勝手に言い切らないで下さいぃぃぃぃぃぃ!女王様と呼べと言うのですかぁぁぁ!
  私には特殊な趣味はありませんよぉぉぉぉ!とにかくヤバイ展開ですぅぅぅぅぅぅ!)

・・・逃げよう。

 スオンカスは悲しそうな目をしていました。
潤んだ不思議な瞳から、涙がこぼれそうになっているのがわかりました。
私は平静を装いながら立ち上がりました。
私「・・・酔いも覚めたので。」
 私はゆっくりと玄関に行き靴を・・・・。
突然、それまで一言も喋らなかった名無しの少女が私に向かって、
名無しの少女「ベナウィさん。帰られるんですか?
       ・・・覚醒された時に、また、来て下さい。
       そして、仲間達と共に帰りましょう。
       ・・・・・でも今日聞いた話は・・・誰にもシャベンナヨ。」
 名無しの少女の最後の発音、変でした。
無茶苦茶恐いです。
 私とクロウは靴ひもをきっちりと締める事もできずに走り去りました。
「あなた達が勝手に喋ったのではないですかぁぁぁぁぁ!」
 と、心の中で叫びながら走り去りました。




冬限定恐怖体験談特別編-6-


 次の日、来なかったササンテにスオンカスの事を聞いてみました。
ササンテは、スオンカスとは最近知り合ったので、彼女の私生活等は知らないようでした。
私はササンテに昨日の事を話そうと思いましたが、・・・・・
名無しの少女の「誰にもしゃべるなよ。」が気になり・・・・。

「スオンカスに私とクロウの私的な情報等を聞かれたら、
 住所はもちろん、絶対何も教えないで下さい・・・」
と、・・・・・・
「なぜなら変な新興宗教に入ってるみたいだから・・・」
と、・・・・嘘をついて約束してもらいました。

「 本 当 の 恐 怖 は 忘 れ た 頃 に 遣 っ て 来 る。」

 その事件から1月ほど経ったある日、
町を巡回してシシェに乗っていた私に向かって、店から手を降るスオンカスが・・・。
そんな事がその日から何回か続きました。
昼飯を食べていたら、少し離れたとこに座っていたり・・・。

 しかし、彼女は絶対に私やクロウに話掛ける事はありませんでした。
・・・でも恐かったです。

 1年前、スオンカスをまったく見掛けなくなりました。
あの部屋からも引っ越していました。
ゼビン星に帰ったのでしょうか?
それとも転生している仲間を探しに、旅にでも出たのでしょうか?
そして、
この事をばらした私は、やっぱり宇宙人に誘拐されるのでしょうか?

・・・・でも、私の体で人体実験だけはしないで下さいね。スオンカス。





オボロ「うぉぉぉぉぉッ!こ、こえぇッ!」
ハクオロ「ほ、本当か、それは!?それはあまりにも怖すぎるぞッ!」
アルルゥ「う〜。侍大将、間違いない…。」
カミュ「って、アルちゃん、まさか!?」
ユズハ「そうじゃなくて…このトゥスクル國での役職のことでは…?」
カミュ「ど、どっちなの?アルちゃん?」
アルルゥ「ん〜?あ、ハチミツ。ハチミツハチミツ〜、きゃっほぅ。」
カミュ「あ、アルちゃん!またなの!?ねぇ、答えてから行ってよ〜!!」




ユズハ「ですから今日は…特別編です…。」





と、いうわけで今日はここまで。
続きは次回の講釈で〜。


♪おれは自由に〜生きるそんご〜くうだよ 気楽なもんだよ〜…♪













あとがきの類似品

夢幻夢想です。
(幻夢です。)

一発ネタということで、特別編です。
(本から借用しただけなので、まるきりパクリだがな。)
ゼビン星関係の返事が来るのが怖いので、これの感想はなくて結構です。
(ゼビン星関係の返事が来るかもしれないのが怖いというオチでどうする…。)

では、この辺で。本当に感想はなくていい夢幻夢想でした。
(この辺で。幻夢でした。)





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